今回の記事では株を購入する際に意識しておきたい3つの内容をまとめました。
株の買い時と売り時を判断するためにも重要な考え方となっているのでぜひ最後までご覧頂ければと思います。
株は莫大な資産を得られる可能性もある反面、資産を失うリスクもあります。
今回の内容を頭の中に入れておくことで、株価の想定外の暴騰・暴落しているときにも冷静な判断が出来るようになりましょう。
株価は未来の期待が織り込まれた価格
各証券会社などで見れる企業(銘柄)のチャートは未来の期待が織り込まれた価格となっています。
例えば今は業績が良くても、6ヶ月後には業績が落ちて行くような企業Aがあったとして、その株を購入したいと思いますか?
恐らく多くの方は購入したくないと思うでしょう。
また既に株を保有している方は下がる前に売っておきたいと考えるので、これも株価の下落に繋がります。
この様に将来の期待が低い企業の銘柄は、たとえ今の業績が良くても徐々に下落していく傾向にあります。
株価は人の感情も織り込まれている
株価は未来の期待も含まれていると前の項目で説明しました。
これは言い方を変えれば、株価には人の感情が織り込まれているということになります。
そしてこの「人の感情」は時に株価に大きな影響を与えます。
売られる局面
例えば世界を大混乱させるような経済危機が訪れたとします。
投資家たちは自分が保有している株が少しでも価値が残っている状態で売ってしまいたいと考えるため、この様な局面では株価が暴落する傾向にあります。
冷静になって考えていれば、この様な経済危機でも保有しておくべき株はあったかもしれません。
しかし投資家たちは冷静さを失っているため持っておいても良かった株まで手放してしまうのです。
これにより本来その銘柄が持つべき価値よりも圧倒的に割安(過小評価)な銘柄が生まれるのです。
買われる局面
株は投資家たちの期待が高揚すると暴騰する局面もあります。
例えば大きな発表を控えている企業や革新的な発明をした企業などは、これから業績が右肩上がりになると期待され株価が上昇していきます。
良い商品を発売したのであれば確かに今後の期待を持てそうですが落とし穴もあります。
それは人の期待が実際の価値を上回ってしまう場合です。
例えば一時期スマホゲーム系の銘柄でよく見られたのが、ゲームのリリース直前付近までは期待が高まり株価が暴騰。
しかし実際にゲームがリリースされたら、思ったよりも面白くなく、売上ランキングも上位ではなかったので株価が暴落するパターンです。
株価が暴騰している時は過大評価されていないか、投資家たちの期待が高すぎではないのかという点にも意識して投資をしましょう。
また今回紹介した売られる局面・買われる局面はあくまで一例です。
株価は人間の感情に大きく左右される場面があり、本来の価値が見失われている可能性があるということを意識しておきましょう。
良い決算を出している銘柄は持ち続けるべき
決算は株を売買する際の重要な判断材料の1つです。
決算書を見ることで、その企業の業績や今後の見通しなどが記載されているため、今後も株価が上昇していくかを判断することが出来ます。
そして良い決算を継続して出している企業は、例え決算直後に株価が暴落していても保有することで利益を出せる可能性が高い傾向にあります。
- EPSがコンセンサス予想を上回る
- 売上高がコンセンサス予想を上回る
- ガイダンスがコンセンサス予想を上回る
この3つの条件を全てクリアした決算のみ良い決算と言えます。
先にも述べたように、株価は未来の期待値が織り込まれた価格となっています。
そのため順調に業績を伸ばしていることはもちろん、予想値を超えているかどうかが重要な指標となると考えています。
テクニカルチャート分析をするのも良いですが、決算などを使ったファンダメンタルズ分析も活用していく癖を付けておきましょう。
冷静な判断で買い時と売り時を判断しよう
株のチャートが暴騰や暴落をしていると、なにか自分も行動を起こさなきゃと思い、何も調べずにとりあえずで株を購入してしまう初心者の方が非常に多いです。
しかしそれは「投資」ではなく「投機」で一種のギャンブルのようなものです。
株はリスク許容度を超えない範囲で投資として行い、着実に資産を増やして行きましょう。