Twitterやネットサーフィンで仮想通貨（暗号資産）の事を調べていると、NFTという謎の3文字を見かけることが多々あると思います。
しかしいざNFTについて調べてみるとビットコインの事ではなさそう…と分かってもそれ以上の事を理解出来ないという方も多いと思います。
そこで今回の記事ではNFTとは何なのか、これは仮想通貨の事なのか、仮想通貨とは何が違うのかなどを解説して行きます。
この記事を読むことで仮想通貨に対する理解を更に深め、時代の最先端を行くブロックチェーンの知識を蓄積していきましょう。
NFTとは
NFTとはビットコインなどの仮想通貨と同様にブロックチェーン上で取引が可能なトークンの一種です。
NFTの大きなポイントとしては簡単にコピーが作られてしまうようなデジタルデータに対して、唯一無二な資産価値を付与する事が出来る点です。
デジタルデータに唯一無二な資産価値を提供出来るということは、今まではオークションなどで物理的なアートや物が取引されている中、デジタルな作品に対しても値段をつけることが出来るようになります。
最近では世界的VRアーティストのせきぐちあいみさんのデジタルアートが1,300万円で落札されたのも話題になりましたね。
こちらのNFTArt…なんと日本円で約1300万円で落札頂きました…！正直まだ実感が無いのですがとても嬉しく、驚いております…！
VRアートの新たな可能性が始まる記念すべき日となりました…！！ありがとうございます！！！！！！#nftart #cryptoart #nft https://t.co/lhpUJO7zqS— せきぐちあいみ Aimi أيمي (@sekiguchiaimi) March 24, 2021
NFTとFT（仮想通貨）の違い
ビットコインなどの仮想通貨（暗号資産）はFT（Fungible Token）に分類され、日本語にすると代替性があるトークンと言う意味になります。
この代替性が意味するところとしては、例えばビットコインが物理的な通貨だったとして、手元に1枚あるとします。
そしてその1枚のビットコインを友人と交換したとしても、その価値は1ビットコインのままです。
一方NFT（Non Fungible Token）は非代替性であり、別の何かに交換することが出来ません。
例えば先程紹介したせきぐちあいみさんのデジタルアートの様に価値があるデジタルアートが手元にあったとします。
それを複製版のものと交換すると、「オリジナル」という唯一無二のメタ情報も含めて手放すわけですからそのアートの価値が失われます。
NFTの将来性
My Crypto HeroesNFTは前の項目でも記述したようなデジタルアートの他にもゲームの分野で活躍しています。
有名所としては下記のようなゲームがあります
NFTゲームはプレイで得たアイテムなどがそのまま資産になるため、ゲーム3.0などとも呼ばれここ数年で一気に人気が高まっています。
また2021年2月にはAxie Inifityのアイテム（仮想区画）が1.6億円で売買されたことがYahooニュースにもなりました。
ゲームをプレイして得たアイテムがそのまま資産になるというのはまだ馴染みが無いかもしれません。
しかし今後はこのNFTを活用したゲームが増え、ゲームをプレイして稼ぐというのが当たり前になる時代もそう遠くはなさそうです。
NFTとビットコインは別物
NFTはデジタルアートやゲームのアイテムの分野で活躍する非代替性トークンです。
今後このNFTの技術が活用され、様々なデジタルコンテンツがオークションに出品されることでしょう。
仮想通貨はリスクが高いから手を出すな、近づくなという方も多いです。
しかしリスクが高いのであればリスク許容度を超えない範囲での投資をすれば良いだけで、それすらも怖いのであれば知識だけでも蓄えておけば良いと言うのが僕の考えです。
今後もブロックチェーンを活用した様々な技術が登場する中、全く仮想通貨について知らないと時代の波について行けずに取り残され状態になってしまいます。
そうならないためにも少しでも仮想通貨や暗号資産に対する知識を蓄えておきましょう。
