2021年8月4日にイーサリウムは大型アップデート、「イーサリアム・ロンドンハードフォーク」の実施が予定されています。
今回はこのロンドンハードフォークにより何が起こるのか、今後のイーサリウムにどのような影響を与えるのかをまとめました。
ハードフォークは仮想通貨におけるビッグイベントなのでぜひこれを機会にイーサリウムにどのような変化が起こるのか把握しておきましょう。
ロンドンアップデート概要
今回のイーサリウム大型アップデート、「ロンドン」では5つの改善案が予定されています。
- EIP-1559: 新しい手数料モデルの実装
- EIP-3198: EVMが基本料金にアクセスするためのオペコード追加
- EIP-3529: 払い戻しの削減
- EIP-3541: 0xEFから始まる始まる新しいコードを禁止
- EIP-3554: ディフィカルティボムを2021年12月の第1週まで延期
上記の中でも最も注目されているのが「EIP-1559 – 新しい手数料モデルの実装」です。
この手数料モデルの実装はETHのマイニングアルゴリズムをPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行するための準備とも言える重要な更新の1つです。
この新手数料モデルが導入される事により、利用者側が負担する送金手数料(GAS)を大幅に減少出来る見込みとなります。
またこれは言い換えるとマイナー達の報酬が減少することを意味しますが、多くのイーサリウムマイナーたちは報酬の減額がされたとしても、イーサリウムを発展させるためには必要な内容と考えて合意した様です。
ロンドンハードフォークから新仮想通貨は生まれるのか
ハードフォークが行われると新たな仮想通貨が生まれる場合が多いですが、今回のロンドンハードフォークでは通貨の分裂が発生しない予定です。
ハードフォークによる仮想通貨の分裂について詳しく知りたい方は、下記の記事にハードフォークの2つの種類について記載しているので参考にしてみてください。
アップデート後のイーサリウムの価格はどうなるのか
ロンドンアップデートがYahoo!ニュースになった2021年7月7日からは更に価格が下がっている状況です。
この下落はアップデートに対する不安や期待などによる変動ではなく、ビットコインを始めとする仮想通貨市場全体が現在下落傾向にあるので、その影響により価格を下げているようです。
ロンドンアップデートは8月4日に実施されるので7月下旬から8月上旬付近は更なる価格の変動が予想されるので注視しておきましょう。
イーサリウムは今後も期待出来る
様々な仮想通貨が横行する中、イーサリウムは時価総額がビットコインの次に大きい仮想通貨です。
そしてこのイーサリウムには、イーサリアムを企業向けに活用することを目的として設立されたイーサリウム企業連合というものが存在します。
このイーサリウム企業連合には世界中の名だたる企業が500社参加しており、中には日本のトヨタ自動車、KDDI、三菱UFJ銀行なども参加しています。
この様に投資家だけでなく、大手の企業も積極的にイーサリウムを活用していこうとしている姿勢が見られます。
そのためアルトコインの様に突然価値が暴落したり消滅するようなリスクは極めて低い仮想通貨と言えるでしょう。
イーサリウムはコインチェックを始めとする日本の有名仮想通貨取引所で取引が可能なので、もしまだ取引をするための口座をお持ちでない場合は、まだ価格が比較的手の届く範囲にある今のうちに口座開設をしておくと良いでしょう。
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