米国市場でも日本人に圧倒的人気を誇るETF三銃士、SPYD・HDV・VYM!
今回の投稿ではこの3つを数値やセクターの関連から比較を行い、どれを購入するのが良いのかを解説します。
この記事を読むことでそれぞれの特徴を把握出来るようになるので、今後ETFを購入する際には銘柄選定で迷うことがなくなります。ぜひ最後まで御覧ください。
SPYD・HDV・VYMの経費率比較
SPYD | 0.07% |
---|---|
HDV | 0.08% |
VYM | 0.06% |
SPYD・HDV・VYMのセクター比較
SPYD | HDV | VYM | |
---|---|---|---|
金融 | 23.5% | 13.7% | 22.6% |
不動産 | 19.4% | 0.0% | 0.0% |
エネルギー | 13.8% | 19.0% | 6.7% |
公共事業 | 13.1% | 8.1% | 7.7% |
情報技術 | 6.6% | 11.1% | 7.7% |
通信 | 6.4% | 6.3% | 7.1% |
生活必需品 | 5.1% | 15.0% | 12.8% |
素材 | 5.0% | 1.3% | 5.0% |
一般消費財 | 3.7% | 3.4% | 8.3% |
ヘルスケア | 3.3% | 16.1% | 12.1% |
資本財 | 0.0% | 5.8% | 10.0% |
この3つのETFの中で唯一SPYDだけが不動産セクターを組み入れており、しかもその割合は19.4%と非常に高いです。
SPYDは米国企業の代表的な銘柄500社のうち、配当利回りが高い銘柄を80社組み入れているので、米国企業の中でも不動産セクターは配当利回りが高い傾向にあるというのがわかりますね。
またどのETFも金融セクターの比率が高めで、通信セクターは大差無いという結果になりました。
SPYD・HDV・VYM配当利回り比較
SPYD | 5.63% |
---|---|
HDV | 3.59% |
VYM | 3.60% |
(2021-06-26時点)
SPYD・HDV・VYMの配当金はいつもらえるのか
この3つのETFはどれも3月・6月・9月・12月の年4回配当金がもらえます。
ただし、日にちに若干違いはあり、過去6回分の落ち日は下記のようになっています。
SPYD | HDV | VYM |
---|---|---|
2021年6月18日 | 2021年6月10日 | 2021年6月21日 |
2021年3月19日 | 2021年3月25日 | 2021年3月22日 |
2020年12月18日 | 2020年12月14日 | 2020年12月21日 |
2020年9月18日 | 2020年9月23日 | 2020年9月21日 |
2020年6月19日 | 2020年6月15日 | 2020年6月22日 |
2020年3月20日 | 2020年3月25日 | 2020年3月10日 |
SPYD・HDV・VYMのチャート推移
セクター割合や配当金も大事ですがチャートの推移も右肩上がりであれば、キャピタルゲインも狙うことが出来ます。
下記のグラフは2019年〜2021-06-26までの週足を元にした成長率のグラフになります。
中央付近の大暴落はコロナのタイミングとなり、そこからSPYD・HDV・VYMすべてが順調に右肩上がりになっているのがわかります。
またSPYDはコロナの暴落時には45%以上も下落しましたが、HDVやVYMは35%程度の暴落となっています。
この結果からこの3つの中でSPYDは最も経済危機には弱いということがわかります。
更にSPYDとHDVはコロナ暴落前の水準にようやく戻ってきましたが、VYMは圧倒的な回復力で暴落前より10%以上も高値を付けています。
VYMはSPYDとHDVの組入銘柄も組み込まれている
VYMの組入銘柄数は400前後あり、HDVやSPYDに組み入れられている銘柄の大半も含まれています。
例えば下記の記事で紹介した、SPYDに組み込まれるているTOP10の銘柄のうち、不動産セクター以外の銘柄は全てVYMにも含まれています。
更にHDVに関しては、下記の記事で紹介したHDVに組み込まれているTOP10銘柄は全てVYMに含まれています。
もちろん占める割合は異なるので厳密に同じとは言えません。
しかしVYMにさえ投資しておけば、SPYDとHDVの投資銘柄の大半をカバー出来ているの3種類すべてを購入してもあまり意味がないと言うことになります。
結局どのETFを購入するのが良いのか
SPYD・HDV・VYM3つのETFを比較してきました。
結論としては、SPYD単体だと下落局面の下げ幅が怖いのでSPYDを主軸にする場合はHDVも購入してバランスよく運用。
1つに絞って購入していきたいのであれば高い分散力と安定性を誇るVYMが良いでしょう。
ちなみにトナは米国ETFの購入を始めた時にはVYMの存在を知らなかったので、SPYDとHDVをほぼ均等に購入するスタイルで投資をしています。
2020年7月から購入を始め、今ではそれぞれどちらも10%以上の上昇を見せてくれています。
この上昇に加えて配当金も3ヶ月に一度入ってきてるのでかなり満足しています。
投資はどれだけ長い期間行えているかで大きく差が付きます。
もしこの記事を読んでいるあなたがまだ投資を始めていないのであれば、今すぐにでも証券口座を解説して投資を始める事をおすすめします。
今から投資を始める方にぜひ読んで頂きたい記事も載せておくので、参考にしてみてください。