小さい子供から大人までみんな大好きなマクドナルドの2021年12月期第2四半期決算が公式ホームページにて公開されました。
今回の記事ではその決算書の情報を元に個人的な見解を入れつつ、今後の見通しについてまとめています。
最後にはマクドナルドホールディングスをポートフォリオに組み込むのはありかも記載しているので、ぜひ最後まで御覧ください。
マクドナルド2021年12月期 第2四半期決算の数値
2021年12月期第2四半期の決算は良い決算内容でした。
連結業績
(%表示は、対前年同四半期増減率)
(▲はマイナス)
2021年第2四半期 | 2020年第2四半期 | |
---|---|---|
売上高 | 1512億6600万円 (8.6%) | 1392億4300万円 (2.0%) |
営業利益 | 172億2600万円 (16.6%) | 147億6900万円 (0.7%) |
経常利益 | 168億8500万円 (16.4%) | 145億300万円 (▲4.7%) |
四半期純利益 | 109億1400万円 (18.7%) | 91億9100万円 (▲4.9%) |
1株辺り純利益 (EPS)
(▲はマイナス)
1株辺り四半期純利益 | |
---|---|
2021年12月期第2四半期 | 82.09円 |
2020年12月期第2四半期 | 69.13円 |
連結財政状態
総資産 | 純資産 | 自己資本比率 | |
---|---|---|---|
2021年 第2四半期 | 2341億1500万円 | 1812億円 | 77.4% |
2020年12月期 | 2329億8400万円 | 1750億8100万円 | 75.1% |
連結業績予想
2021年4月1日〜2022年3月31日までの連結業績予想
(▲はマイナス)
通期 | |
---|---|
営業収益 | 12兆円 |
営業利益 | 1兆7300億円 |
EPS | 302.00円 |
業績予想の修正は今回は無しです。
連結業績予想の修正
今回の決算が好調だったために、連結業績予想の上方修正がありました。
修正前 | 修正前衛 | |
---|---|---|
売上高 | 3120億円 | 2995億円 |
営業利益 | 340億円 | 320億円 |
経常利益 | 330億円 | 315億円 |
今後のマクドナルドの株価は上がるのか
今回の決算内容はとても良く、予想も上方修正をしたマクドナルドですが、今後の株価は上がっていくのかと言うのが気になると思います。
先に結論を書いておくと、現在のマクドナルドホールディングスの株価は過去の暴落時を踏まえてもかなり割安な状態です。
また現在の株価チャートは上昇トレンドに転換しそうなタイミングではあるので、買いを入れるのはありだと思います。
また長期投資としては先にも述べたように安定して4%近い配当利回りが見込めるので、高配当株ポートフォリオの銘柄として購入するのも選択肢としてはありです。
ファンダメンタル分析
PERの目安は15倍、PBRとの目安は1倍が基準と言われている中、マクドナルドの予想PERは31.09倍、PBRは3.6倍となっておりかなり割高感が出ている数値となっています。
このPERの値を少し深堀りしてみると、過去のPERと比較しても特に割安感は出ていません。
2021年 | 31.09倍 (予想) |
---|---|
2020年 | 32.93倍 |
2019年 | 41.26倍 |
2018年 | 28.24倍 |
2017年 | 27.42倍 |
2016年 | 75.82倍 |
2015年 | 赤字 |
2014年 | 赤字 |
2013年 | 69.54倍 |
2012年 | 23.61倍 |
2011年 | 20.77倍 |
2010年 | 34.42倍 |
またROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)がそれぞれ10%と5%が基準言われている中、マクドナルドの2021年度のROEは11.59、ROAは8.97%を予定しています。
あくまで予定なので実際はどうなるかわかりませんが、この2つの数値は過去の数値と引っ隠しても良い水準となっています。
自己資本比率は安定の75%付近を推移しているのでこちらも安心が出来る数値となっています。
テクニカル分析
2021年8月13日現在の株価は4,955円で前日の終値から0.92%上昇しました。
ここ最近は3日間連続で上げており少なからず決算の影響を良い意味で受けているチャートとなっています。
続いてRSIですが下記は2021年1月〜2021年8月現在までのRSIのグラフになります。
RSIの8月12日現在の数値は54.81で上昇トレンドと言われる50を超えてくる結果となりました。
そして更にMACDも上にクロスしそうな状況なので、テクニカルチャート的に見るとこれから上昇トレンドに移行しそうな状況です。
上昇トレンドになった場合にどこまで株価が上がるかですが、今の株価はちょうど2021年1月4日と2020年10月30日のラインとなっています。
なのでまずは2021-08-16日の株式市場で今の価格を超えていけるかが注目ポイントです。
そしてそれ以降は5030円、5100円円付近にレジスタンスラインが存在するので、ここが注目ポイントとなるでしょう。
ポートフォリオに入れるのはありか
最後に今の日本マクドナルドをポートフォリオに入れるのはありかについてですが、結論から言うと株主優待がどうしても欲しい場合以外は入れなくても良いと考えています。
今回の日本マクドナルドの決算内容はとても良いもので株価もこれから暫く上がる可能性は十分にあると思います。
しかし日本マクドナルドの株価はファンダメンタル的に見て割高感があり、更に日本マクドナルドの株価はボラティリティ(株価変動)があまり無いという特徴があります。
つまり株価の値上がりなどによるキャピタルゲインは狙いにくい銘柄です。
逆を言えば安定しているので長期保有に向いているという見方も出来ますが、配当利回りは1%も無く、株主優待を入れてようやく2%超える程度です。
この程度の利回りであれば配当利回り3%以上を超える日本電信電話、三井住友銀行などの大企業でキャピタルもインカムゲインも狙っていくほうがリターンが期待出来ると思います。
以上の内容を踏まえた上でポートフォリオに入れるかの最終的な判断はあなた自身で決めてみてください。
今回の記事は以上となりますが、少しでも記事が良いなと思ったら下記のボタンをポチッとして応援お願いします✨